暑くて6時半に目が覚める。久しぶりに全国紙の各コラムに目を通す。
輸入ウナギに「愛知県三河一色産うなぎ」のシールをつけてぼろ儲(もう)けしようとした業者が摘発されたが、どうやら氷山の一角らしい。国内で“本当に”養殖されているウナギは消費量の2割にすぎないはずなのに、近所のスーパーでも「国産」モノが陳列ケースの大半を占拠しているのはどうしたことか。(2008年7月23日付「産経抄」)
確かにこう言われてみると、すごく説得力がある。今度スーパーに行ったら国産と中国産の比率に注意してみよう。
朝日のコラムは、知が蓄積された存在として人を考えることについて。様々な経験をした人を「本」として貸し出す「生きている図書館」が欧州で広まっているという話などが紹介されている。ロンドンのある図書館では元ホームレスが一番人気だったのだとか。このコラムは臨床哲学について考える上で何か役立ちそうな気がする。
研究室の人たちと舞洲工場を見学してきた。フンデルトヴァッサーがデザインしたというのはあくまで外観のイメージだけで、そのデザイン画に6600万円も支払ったとのことだった。建設された年代が違うので単純な比較はできないかも知れないが、焼却能力が同じ森之宮工場は約40億で建設されていることを考えると、舞洲工場の総工費約609億円というのは文字通りけた違いに高いことが分かる。年間に1万6千人もの人が見学に訪れているとのことだったので、建設費の一部を回収するためにも、土産売り場の一つぐらいあっていいと思うのだが、そういったものは何もなかった。まあ見学者の大半は小学校の社会見学によるものだろうから、売店を作っても採算はとれないのかも知れないなあ。