月別アーカイブ: 2010年10月

Tweets on 2010-10-23

  • 本日の午後に京都芸術劇場春秋座で上演されるマリオネット演劇「スカパンの悪だくみ」(モリエール作、エミリー・ヴァランタン演出、ジャン・スクラヴィス出演)を観に行く。フランス語上演で日本語字幕あり。 #
  • わたしもぶれまくっているのであれだけど、倫理学を看板に掲げている学会や研究者で「本道倫理学」(egichi1965さんの「リンリガクの本道」を参考に)をまともに理解、とまでいかなくても踏まえている人があまりにも少ない。本道倫理学をやっている人はこの現実をどう考えているのだろうか。 #
  • ある事柄の倫理的問題という発表で私たちが目にするのは、たいてい「事実確認をひと通りしたあとで、これこれについては刑法第何条により殺人となる(ので悪い)、また、これこれについては憲法で何々権が保障されている(ので善い)、以上」というもの。 #
  • わたしが最初に関心をもった応用倫理学は環境倫理学だったんだけど、ここでは「生態系が崩れるから(道徳的に)悪い、以上」「生物多様性が損なわれるから(道徳的に)悪い、以上」という言説が氾濫していてうんざりしていた。それで自然と関心が離れていったんだったと思う。 #
  • 誰かがある事柄について賛成・反対することを道徳的に善い悪いと表現することが問題なのではない。 #
  • そうではなく、なぜそう考えるのかという理由を掘り下げてみたときに、その信念が誤解や偏見に基づいている可能性があり、当人がそのことに気づけば内面的にも道徳的な立場の変更を迫られるはずなのに、そもそも理由を掘り下げることをしないでいることが問題なのである。 #
  • 哲学カフェはある意味でここらへんに切り込むいいきっかけではないかなあと何となく考えている。少なくとも病院の倫理事例検討会のようなものが現状ではうまくいっていないことに対する代替案にはなるように思う。 #
  • 京都造形芸術大学内の京都芸術劇場春秋座なう。あまりいい席ではないなあ。 #
  • マリオネット演劇「スカパンの悪だくみ」(モリエール作、エミリー・ヴァランタン演出、ジャン・スクラヴィス出演)@京都芸術劇場春秋座は、うなるほどではなかったけど、それなりにおもしろくてよかった。 #
  • 京都精華大学なう。 #

Tweets on 2010-10-22

  • サルトルの『実存主義とは何か』(原題はL'Existentialisme est un humanisme)を久しぶりに開いてぱらぱら目を通してみたけど、これは何度読んでもおもしろいなあ。『嘔吐』の新訳も評判がいいし、時間があれば近く読みたいところ。 #
  • 授業や発表用の資料として使いたいんだけど、貴重図書に指定されている図録とかのコンテンツはデジタルライブラリのような形ではまだそんなに公開が進んでいないのだろうか。東大の史料編纂所なんかには優れたデータベースはあるんだけど肝心の図がないんだよなぁ。 #
  • Googleでライセンスのフィルタリングをかけて検索すると、ウィキメディア・コモンズの資料か誰かが観光地で撮ってライセンスフリーでflickrやpicasaウェブアルバムにアップした有名人のお墓ぐらいしか出てこないんだよなぁ。 #

Tweets on 2010-10-21

  • おめでとう。 RT @yusukeasada: フランス政府給費の奨学金の1次選考、通った。11/2(火)に東京に行きます。 #
  • 先日投稿した論文の初校を校正する作業。 #
  • なるほど、そういうことだったんですか。勉強になりました、ありがとうございます。 RT @skasuga: @mrmts いや、雇用されているプロジェクトの目的に「教育活動」が原則含まれていないということです。もちろん、大学の活動なので厳密に切り分けられるもんでもないですが…。 #
  • 今日の授業でホッブズの「人間は人間にとって狼である」という市民論の一節を紹介しながら、狼が獣偏と「良」から成り立っていることにふと気づく。あとで調べてみたところ、字源については諸説あるようだ。 #
  • 風呂に入ったあとでもう一度初校に目を通しておくかな。 #
  • 某論文の初校を声に出して読んでみた。臭いものに蓋をするのではなく、現実を直視する勇気を身につけなければ、人間も組織も成長・発展しない。 #