日記」カテゴリーアーカイブ

2008年6月18日(水)の日記

 今さらながらという感じがいたしますが、ユースホステルの会員になりました。8月の渡航ではホテルに泊まるだけの十分な費用が支給されるのですが、現地での調査研究という趣旨に鑑みて、できるだけ多くの人と触れ合えるユースホステルに宿泊することにいたしました。そもそも支給される助成金が原則として交通費(実費)と日当を含めた宿泊代(定額)に限られているので、このことは宿泊代を安く上げて他の必要な経費に日当分を充当したいという私の願いにも十分適っています。

 ペット販売店で檻に入れられたペットを眺めていると、一方で癒されながらも、他方でそうした人間の快楽のために動物を狭い檻の中に閉じ込める状況を作り出してしまっているということに罪悪感を感じてしまう。

2008年5月18日(日)の日記

 今日は神戸で行われていた哲学カフェというものに参加してきました。参加者は15名で、中には先日参加した書評カフェで見かけた人もちらほら目につきました。内容は「人は見た目が9割?」というテーマにしたがって、2時間半話し合うというものでした。参加者の多くは、(1)他の人の発言とは全く関係なく自分の意見を話すか、(2)他の発言者に応えようとしてそれに失敗しているので、話し合うというよりも意見を言い合うと言った方がより正確なのかも知れません。

 参加者は先日参加した書評カフェ同様に多様で、20代の方から70代ぐらいの方までおり、大学の哲学科を卒業して今は公務員として働いている方や、哲学について話したいために哲学カフェを渡り歩いているという方などがいらっしゃいました。哲学カフェというものが何を目指しどこへ向かっているものなのか、また臨床哲学(の少なからぬ関係者)が哲学カフェに関わるのはどのような点においてなのか、試みに一度参加してみたもののヒントは得られませんでした。

2008年5月4日(日)の日記

 論文や申請書の類はどうも1日で書ける文量に限界があるようだ。これは時間的にという意味ではなく、能力的にということである。最初のうちは筆が進むのだが、ある程度進むと途端に書けなくなる。どんなに粘ってもそこから先へは進まない。不思議なのは日付が変わるとまた書けるようになるということだ。集中力の問題なのだろうか。そうだとすれば途中で気分転換に本を読んだり散歩したりすれば止まっていた筆が動き出すのだろうか。いずれにしろ、論文や申請書を書くときには余裕を持って準備し、毎日少しずつ書いていくのがいいのだろう。

 そういえばラティマー事件で懲役25年の刑に服していたロバート・ラティマー氏が、今年の2月27日に7年の服役の後保釈されていたようだ。トレイシー・ラティマーのことを想いながら彼が家族と共に幸せに暮らしていけることを願う。

2008年5月2日(土)の日記

 ここ数日は毎日朝から晩まで申請書を書いてばかり。申請書を書いたり事務仕事ができるのは大学人にとって必要条件なので、使える人間になるためにも頑張ろう。ところで研究が大学教員の職務だと考える人と、書類書きや雑用が大学教員の職務だと考える人の間にはだいぶ温度差があるような気がする。周りを見てみるとまだまだ前者のように考えている人の方が多い。実はそう考えているからこそ私の周りにいるのかもしれないけど。

 今のところ書類を書いてばかりでほとんど研究らしい研究はしていないが、それでも毎日来る研究室があって作業ができるというのは本当にありがたい。修士課程の間は色々なことが重なって思ったように研究が進められなかったので、今年はこれまでの分も含めて頑張ろう。