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2010年8月11日(水)に紀伊國屋書店梅田本店で購入し、翌日読み始めその日のうちに読み終える。
共感できるところも多く勉強になったが、就職氷河期前後での職業観の変化を十分に捉えきれておらず、結果的にキャリアデザインについての著者の主張が空虚なものに感じられた。この本の著者も「最も大切なことは、本人が職場の先輩や上司と腹を割って話すことである。それ以外の方法はない」[70頁]といったように、先日読んだ前川孝雄『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい』光文社新書、2010年と同じようなことを書いているんだけど、どちらも60年代生まれ80年代入社のリクルート出身なんだよなあ。ここら辺は経験に根ざした実践知というべきなのか、たんなる時代錯誤というべきなのか(いや、もちろん職場で先輩や上司と腹を割って話すことが重要だと私自身は思うけど)どうなんだろう。